チャレスト・コーンズ点検
さて、点検の結果としてはどこも異常がなく、ワイパーブレードの交換とパワステオイルの汚れくらいでした。せっかくテスターを当てていただいたので、いくつか数値を教えていただきました。
●クラッチ磨耗度: 16%
●タイミングアドバンス: 66度
タイミングアドバンスについては、エムオートさんのブログに説明があります。僕のチャレスト、拭け上がりよりトルク重視なセッティングみたいです。ちなみにブレーキはRddのテッチンブレーキに替えてあるので、全然心配ありません。クラッチもまだまだ大丈夫だし、『安心してお乗り下さい』と言われて、ほっとしながら帰ってきました。
ここからはウラ話というか、差しさわりの無い程度で…。
チャレストのレーシングストライプですが、実はステッカーを貼ってその上からクリアを吹いています。なのでラインとボディー色の境界がきちんと出るのだとか。スクーデリアは完全な塗装で、そのための型があるんだそうです。ちなみに後からチャレストのストライプを入れると、フロントガラスを外したりと、ほぼオールペンになるので、お値段がすごいことに…。
内装が痛んできた場合、張替えも可能とのこと。アルカンターラも大丈夫、ヘッドレスト部の跳ね馬の刺繍も入れることができるらしいです。ただ、アルカンターラの製造元である東レに頼んでも、フェラーリに納めているものと同一のものは出てこないので、若干色合いが異なってしまうらしい。替えるならシート2脚分同時施工がオススメです。完全なオリジナルを求めるなら、シートをパーツとして買うしかないらしい。
F355(たぶんPRモデル以降)~チャレストまでのフェラーリは、セキュリティ解除リモコンは赤リモコン1個と黒リモコン2個の計3個セットです。当時は、赤リモコンだけは無くさないように、と言われたものですが、今は関係ないとのこと。というのも、昔はブランクの黒リモコンを取り寄せて、赤リモコンのセキュリティコードを黒リモコンにセットすることができたのだそうな。でも今は、セキュリティが厳しくなり、3個セットを取り寄せて丸ごと交換になるそうです。赤リモコンを無くしている場合は、紛失届けを警察に出して…などなど、手続きが非常に面倒なんだとか。当然、スペアキーも簡単には出ません。これは海外で盗難が非常に多いので、その対策なんだそうです。
チャレストのエンジンボンネットに使用されているレキザン(ポリカーボネート)。実はシール材で接着されていますが、熱ではがれてきます。これは仕方ないのだとか。上下をネジで留めてありますが、あくまで飛散防止のためで、あえてゆるく隙間があります(有名な話ですね)。たまに「きちんと締めてくれ」と言われるときがあるそうですが、ゆるんでいるわけでないので…。
ということで、昔の情報はあてにならないですね。いろいろと参考になりました。
by nyajilacs
| 2012-05-02 23:35
| Car