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Pour Bleu

チャレスト・コーンズ点検

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この前の土曜日にコーンズへ行き、チャレストの点検をして頂きました。消耗部品がある以上、完全な状態のクルマは無いわけです。特にフェラーリのようなクルマだと故障したときのダメージは大きい場合があるので、こまめな点検は欠かせません。

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この日、コーンズの2Fではクリスティーズ・オークションが行われていて、セレブな方たちがカリフォルニアや991で乗り付けていました。ところで、あまり大きな声で言えませんが(笑)、コーンズはけっこう好きだったりします。単にロッソ・スクーデリアに行ったことが無いのもありますが、コーンズのほうが長年の経験があって安心できるんですよね。いつもお世話になっているのは(ホームページにも出ている)志村さんですが、気さくな感じで何でも相談できたりします。

さて、点検の結果としてはどこも異常がなく、ワイパーブレードの交換とパワステオイルの汚れくらいでした。せっかくテスターを当てていただいたので、いくつか数値を教えていただきました。
●クラッチ磨耗度: 16%
●タイミングアドバンス: 66度
タイミングアドバンスについては、エムオートさんのブログに説明があります。僕のチャレスト、拭け上がりよりトルク重視なセッティングみたいです。ちなみにブレーキはRddのテッチンブレーキに替えてあるので、全然心配ありません。クラッチもまだまだ大丈夫だし、『安心してお乗り下さい』と言われて、ほっとしながら帰ってきました。

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コーンズで頂いたドリンク。ピエール・エルメのマカロンが添えられていました。大変おいしゅうございました。ご馳走様でした。



ここからはウラ話というか、差しさわりの無い程度で…。

チャレストのレーシングストライプですが、実はステッカーを貼ってその上からクリアを吹いています。なのでラインとボディー色の境界がきちんと出るのだとか。スクーデリアは完全な塗装で、そのための型があるんだそうです。ちなみに後からチャレストのストライプを入れると、フロントガラスを外したりと、ほぼオールペンになるので、お値段がすごいことに…。

内装が痛んできた場合、張替えも可能とのこと。アルカンターラも大丈夫、ヘッドレスト部の跳ね馬の刺繍も入れることができるらしいです。ただ、アルカンターラの製造元である東レに頼んでも、フェラーリに納めているものと同一のものは出てこないので、若干色合いが異なってしまうらしい。替えるならシート2脚分同時施工がオススメです。完全なオリジナルを求めるなら、シートをパーツとして買うしかないらしい。

F355(たぶんPRモデル以降)~チャレストまでのフェラーリは、セキュリティ解除リモコンは赤リモコン1個と黒リモコン2個の計3個セットです。当時は、赤リモコンだけは無くさないように、と言われたものですが、今は関係ないとのこと。というのも、昔はブランクの黒リモコンを取り寄せて、赤リモコンのセキュリティコードを黒リモコンにセットすることができたのだそうな。でも今は、セキュリティが厳しくなり、3個セットを取り寄せて丸ごと交換になるそうです。赤リモコンを無くしている場合は、紛失届けを警察に出して…などなど、手続きが非常に面倒なんだとか。当然、スペアキーも簡単には出ません。これは海外で盗難が非常に多いので、その対策なんだそうです。

チャレストのエンジンボンネットに使用されているレキザン(ポリカーボネート)。実はシール材で接着されていますが、熱ではがれてきます。これは仕方ないのだとか。上下をネジで留めてありますが、あくまで飛散防止のためで、あえてゆるく隙間があります(有名な話ですね)。たまに「きちんと締めてくれ」と言われるときがあるそうですが、ゆるんでいるわけでないので…。

ということで、昔の情報はあてにならないですね。いろいろと参考になりました。
by nyajilacs | 2012-05-02 23:35 | Car