夏だからでしょうか、それともお盆だからでしょうか…。京都の観光客はまばらで、落ち着いておのぼりさんをすることができました。8月は百日紅。強い日差しが、薄紅色をより深みある色にしていました。
大覚寺、嵯峨野には小さなお寺ばかりだと思っていましたが、その大きさに驚きました。
菊の御紋もそうですが、右近の橘が天皇家を象徴しています。左近、京都御所は桜ですがこちらは梅なんですね。
京都は秋のもみじで有名ですが、まだ新緑のような黄緑色をしています。ところで大覚寺、寺院の中は風が通り抜けて本当に涼しいのです。まるで風の通り道になっているよう…。寺院の外はまさに京都の夏!といわんばかりの暑さなんですが。
よく磨かれた廊下。きっと毎日ぞうきんで水ぶきしているのでしょうね。実家の廊下を思い出しました。
ふと廊下を曲がった瞬間、目の前に現れた広大な空間。この演出にはハッとさせられました。9月には観月の夕べがあります。どれだけ美しい景色になるのでしょうか。