BMW M235i
不思議とドイツ車には縁が無かったのですが、とあるきっかけでディーラーから声が掛かるように。自宅からショールームまで遠いので面倒だなと思っていたのですが、担当が若く情熱があるのでつい負けてしまいました。
M235i、とってもいいクルマだと思います。フロントやリアの造詣に好き嫌いはあると思いますが、僕はBMWっぽいオーソドックスなデザインで結構好きです。ミラーカバーがボディーと違うのもワンポイントなアクセントになっているし、ホイールもいい感じ。キャリパーがブルーなのもMっぽくてグッときました。
試乗したのは8速ATでしたが、ダイレクト感はあります。パドル操作もしてみましたが、ちゃんとエンジン音も変わるしシフトショックも伝わるし、さすがBMW。細かい部分を比べるとやっぱりレクサスより格上という感じがしてしまいます。このクルマ、直6ツイン・スクロールターボとのことですが、かなり興味がありました。というのも、昔のドッカンターボしか知らないので。最近のターボは、ラグが少なくてまるでNAのようと言われますが、たしかにそんな感じです。アクセルを徐々に踏んでいくと、(ターボが効いて)ドンっと前に出るのではなく、滑らかに加速していく、そんな感じでした。ただ、加速しようとして急にアクセルを踏むと、ターボが一気に効くんでしょうね、すごい加速をします。加速感はCSより若干少ない感じ、でも不満はありません。ちなみに0-100kmの加速性能は、CSで4.1sec、M235iは5.1secです。差は1秒ですが、このわずかな差のおかげで、M235iは思いっきり踏み込んでもギリギリ恐怖を感じなくて済む気がしました。
しかし、本当に良くできていますね。エンジンやターボをデジタルで完璧に制御しているというか、よく言えばドライバーに優しくなっている、悪く言えば「ガソリンが燃える」というアナログ的な現象からくるランダムさを感じさせない、そんな感じでした。ターボはまだまだ進化する発展途上の技術という記事をどこかで読んだのですが、正直ここまで進化しているとは驚きです。今後の発展の余地はあるんでしょうか。
そんなことを考えつつも、せっかくなので、他のクルマも見せて頂きました。
M5、運転席に座ってみましたがやはり大きいですね。長距離移動はラクそうですが、狭い道が多い東京では何かと気を遣いそうです。ハンドルのステッチのカラーはなんともオシャレで、M系統にはオプションで選択できるようにしてほしいところです。
BMW i3、これが見れたのはラッキーでした。いろいろと驚きでしたが、キドニーグリルがグリルじゃない(穴が開いていない)とか、ドアが観音開きとか。シートの素材はペットボトル、内装はケナフ、アルミシャーシの上にドライカーボンの骨格を乗せているんだとか。ドアをあけるとカーボンの骨格が良く見えて、その都度普通じゃないクルマ、と感じられそう。このクルマ、タイヤの幅が細くバイクのようでした。なんでもわざとそうしているんだとか。クルマを作る素材や、製造するエネルギーからエコを考えるあたり、ドイツらしいというか、そんな感じがしました。ちなみにi8は、3年待ちだそうです。1日に3台しか作れないから、が理由だそうですが。
206はまだまだ走りそうですが、乗り換えのことを考えていろいろと妄想が捗る今日このごろ、かなり楽しい試乗となりました。僕の場合、海や山にも乗っていくので、あせらずゆっくり考えてみようと思います。
by nyajilacs
| 2014-09-23 00:59
| Car