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Pour Bleu

八ヶ岳

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主峰の赤岳へ。雪も多く残っていましたが、無事に登頂してきました。まずは美濃戸口にある赤岳山荘へクルマを止めて、行者小屋へ。ここまではハイキングという感じで、それほど大変ではありません。ただ、今までのユルい山と違って登山道が整備されておらず、木にくくり付けられた赤や黄色のテープを頼りに進みました。僕はiPhoneのFieldAccessというアプリを常用していますが、これが無かったらたぶん道に迷っていると思います。一枚目の写真は、行者小屋で昼食中の一枚ですが、左上の山の頂上が今回のゴール。あまりの険しさに、はたして自分は登れるのか不安に…とりあえず行けるところまで行って、ダメなら撤退しようと思っていました。



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行者小屋からは本格的な登山となります。残雪もあり、(人生初の)アイゼンを使って登ります。いかんせん初めてなので、きちんと使いこなせるか緊張しましたが、フラットフッティングやキックステップのいい練習に。こんな急斜面でもガシガシ登れるなんて、アイゼンはすごいですね。

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なんとか登りきって稜線に。ここでやっと自分が高所恐怖症だったことを思い出しました(笑) 写真下部に小さく写っているのが行者小屋です。

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中岳より赤岳を眺める。まだまだ先は長いです。

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赤岳の穂先付近、岩場を登っていきます。グズグズしていたらガスってきました。ていうか、こんなところを登れってか?と、とんでもないところに来てしまった感が。そうは言っても、ここまで来たら引き返すわけにも行かず、前進あるのみ。

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なんとか到着。雲までの距離が近くて、まるでラピュタに着いたよう。

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雲の隙間から地上を眺めると恐ろしいほどの高度感。ここから落ちたら確実に死ぬなぁ…なんてことばかり考えていました。

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歩を先へ進めます。赤岳頂上山荘から横岳・硫黄岳方面へ。この時点で16時。今日は日帰りなので、麓まで下山できるかちょっと心配になってきました。

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清里や野辺山方面の眺め。まさに高原っていう感じです。

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帰りは、地蔵尾根から下ります。下山直前の眺め。あの頂上から下ってきたわけですが、改めて眺めると結構高いです。

帰りは本当に時間的余裕が無くて、残雪もなんのその、転げるように降りてきました。途中、暗くなったときに備えてヘッドランプに電池を入れたのは言うまでもありません。駐車場に着いたのが18:30、登りは時間かかったのに下りは2時間というスピード下山でした。

しかし、八ヶ岳はいいですね。都心からもそれほど遠くないし、人気なのがよくわかります。これは正直ハマりそう…そのうち8つの頂点を制覇してみたいです。
by nyajilacs | 2014-05-31 02:33 | Alpine